実相寺昭雄監督は『ウルトラセブン』で「宇宙人15+怪獣35」という、怪獣総登場のお祭り的企画を考えましたがNGになりました。その実相寺監督が演出したテレビ番組『現代の主役ウルトラQのおやじ』で、円谷英二監督は「いつか怪獣天国ができてもいいかもしれんね」と発言していました。
偉大な両監督の想いを、河崎実監督が勝手に実現させるべく、『怪獣総進撃』(68)の11大怪獣登場を上回る22匹の怪獣たちが登場する、お祭り映画です。ブースカのような等身大の怪獣が市井の人々の日常に入り込み、様々な珍騒動を巻き起こし、更に多くの怪獣たちが登場するという、黄金パターン夢企画です。
登場するのは、フィギュアメーカー「マーミット」のオリジナル怪獣「マミトラ―」、70年代の幻の怪獣「テラインコグニータ」、人気クリエイターGYAROMIの「クトゥルフオイド」、そして河崎監督の過去作に登場した怪獣たち。
主演は『ウルトラマンブレーザー』の蕨野友也。ヒロインに志田音々、他に高木ひとみ〇、イジリー岡田、テラインコグニータを作った三波伸介の息子の二代目三波伸介など。
映画『いかレスラー』、『日本以外全部沈没』、『ギララの逆襲』、『地球防衛未亡人』、『大怪獣モノ』、『三大怪獣グルメ』、『松島トモ子サメ遊戯』などで日本のバカ映画の巨匠と呼ばれる河崎実監督が全力で製作しました。
浅草で中古レコード屋を営む浅谷浩之はシングルファーザーだ。息子の健太は、小四なのに怪獣は実在する、と信じていた。しかし、怪獣プロレスの楽屋で怪獣のきぐるみからレスラーが出てくるのを見て、ショックをうける。失望した健太だがある日、本物の怪獣・マミトラーと出会い仲良くなる。マミトラ―は浅谷家の居候となり、中古レコード屋を手伝うこととなる。ある日、店の常連でマニアの稲葉が、店から盗んだレコード「怪獣フラメンコ」をかけると異変が生じ、稲葉は怪獣ビッグモンにのっとられてしまう。同じ頃、浅草では怪獣コスプレイヤーたちが次々と怪獣化し、暴れ始める。ビッグモンは世界中の眠っている怪獣たちを蘇らせ、その総攻撃により人間世界を滅亡させようとしていた。マミトラ―は巨大化し、テラインコグニータとともに次々と現れた怪獣たちを倒すが、ピンチに。果たして怪獣軍団にマミトラ―たちは勝てるのだろうか…!?